やり直しを言い渡されたプロポーズ

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年の差9歳。僕が33歳で相手が24歳。ブライダル業界の上司と部下の関係で付き合って1年が経った頃から彼女が結婚を意識するような発言をするようになりました。
周りの友達が結婚ラッシュ&若い間に子供が産みたいとの考え。
早くから親元を離れ、自由にすごしてきた僕はすこしとまどっていて、「そのうちね」と逃げていました。
そんな日々がつづいて半年後、旅行に言った帰りに車の中で彼女が突然言い出しました。
「結婚するか別れるか、結婚する気ないなら早いうちに別れたい」と。
内心焦りました。彼女のことは好きだし、比較的自由にさせてくれるし、なにより僕の両親とも仲良くしていたので親的には結婚して欲しいと言っていたし…。
正直、今この子を逃がしたら結婚はもうないかも知れないと。
まぁ、このご時世プロポーズをちゃんとする人も少ないだろうし、まぁいいかと安易な考えで指輪とかプロポーズのアイテムなども用意せず、車の中で、しかも運転中に「なら結婚しよう」と。
彼女の中では、ちゃんと後日プロポーズしてくれると思っていた&「なら」って言葉がダメだったみたいで車の中で大泣き。
「結婚とか一生のことなのに軽すぎる、ちゃんとやり直してよ」と怒られました。
いちようその場は丸く収めて、親への挨拶はもちろん、式場や婚約指輪も決めて順調に進めていました。
しかし、彼女の中ではプロポーズがひっかかっていたのでしょうか…TVやCMでプロポーズの話題になると、こちらをチラチラ見てくるように。
今更だけどなぁと思いながらも今後の結婚生活に響いてくるのも嫌なので、彼女の友達にも協力してもらい、再度プロポーズをすることに決めました。
ジュエリーショップの協力の元、予定日よりも早めに仕上げてもらい、いざ彼女が参加していた女子会へ指輪を持って、正装をして乱入。会場のカフェの方にも協力してもらい、2回目のプロポーズを大勢の前でやりきりました。
結果は、彼女の爆笑。泣くだろうなと思っていたのですが、感動よりもこんなことをしている僕が似合わなかったそうで、爆笑していました。
ただ、2回目のプロポーズは満足してくれたみたいで、今でもネタになるほど上機嫌です。
TVでよく「プロポーズはなかったです」というカップルの言葉を耳にしますが、女性は一生不満にしているはずです。恥ずかしいと思う方もいると思いますが、円満な家庭を築くためにもプロポーズはちゃんと念入りに考えて行った方がいいですよ。